2022.9.19 定例会内容
TMI会員の光武より、事業再構築補助金の実践例として、経営している飲食店での事例を紹介。
小田急線喜多見駅前の狛江市にて営業をしている焼鳥屋では、コロナ禍での営業自粛の際の工夫として、テイクアウトでの営業を実施した。結果として店舗近隣での需要が確認できたため、テイクアウトでの提供ができるようにしたいと考えた。しかし通常営業の調理と同時にテイクアウト用の調理を行うことは難しく、テイクアウトとデリバリーの業態を主とした新店舗を近隣に展開することとした。
既存のレシピやノウハウの活用、近隣であるための人材の融通ができる、すでに認知がある程度されていることなどを強みに、『事業再構築補助金』を活用して隣駅となる小田急線狛江駅前に新店舗を構えた。新店舗ではテイクアウトとデリバリーを主としつつ、立ち飲みもできるように小さなイートインを設置。店員2名でも運営できるメニュー構成とした。さらにコロナ禍への対応としてネットオーダーや食券販売機・セルフレジを導入し、非接触・キャッシュレスでのオーダーと決済ができる店として設計。この仕組みにより、店員の手間が大幅に減り、顧客もネットで事前に時間指定でオーダーすることで買い物帰りや仕事帰りに受け取るだけで済む利便性を提供できるようにした。
投稿者プロフィール
- ソフトウェア開発者から大学職員に転職。学生へのパソコン活用指導、学内サーバ・ネットワークインフラ・基幹システムの導入構築・運用保守、学内ヘルプデスクを担当。その後、会社を設立。焼鳥屋経営、データ入力請負事業、中小企業支援事業を実施。個人店・中小企業向けに、ホームページ作成やWebを使った売上向上などの支援を行っている。
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